熊谷市で行われる、木村翔引退記念興行に出場の井上、今川。
4回戦で出場の井上。初回、ゴング開始直後から打ち合いに行く。鈴木選手も応じるが、偶然のバッティングで右目上をカット、ドクターチェックが入る。
再開後、サウスポー井上が左右フックをぶん回し攻め、鈴木選手が後退。
2回、開始直後にドクターチェックが入り、傷が深く、試合続行は危険と判断しドクターストップ、判定が負傷引き分けとなった。
セミファイナルに出場の今川。初回青山選手が細かくステップ、ポジションの取り合いから右ストレートをヒット。今川が一瞬腰を落とすも立て直す。
2回、今川が大勢を低くして青山選手の懐に飛び込む。青山選手がリーチを活かした遠い距離でのパンチに活路を見出す。
3回、今川が攻撃のギアを上げ体をくっつけ細かくポジションを変え、ボディーからのコンビネーション。青山選手がノーモーションの右ストレートをヒットし、今川がのけ反る。
4回、今川がプレスを強め青山選手を下がらせる。青山選手が右ストレートをヒットするも、バッティングで右目上をカット。
5回、前へ出る今川に、青山選手が右ストレートをカウンターでヒット。今川が頭をつけ細かい連打からビックパンチを狙い、一進一退の展開。この回は、今川がバッティングで左目上をカット。
6回、打ち合いからお互いがヒットを奪い合う。青山選手が長い腕を折りたたみ近い距離で撃ち合う。その後、右ストレート、左フックをヒット。
7回、開始から今川がプレスをかけて、ロープまで押し込む。この回も両社が闘志が衰えず、一進一退。
最終8回、今川が細かい連打でボディーから顔面へ。青山選手が迎え撃つが、今川が最後まで動き続け、ヒット数で上回り終了のゴング。
採点が、75-77が2人、74-78の0-3で、青山選手が判定をものにし、今川が序盤の失点を挽回出来ず、移籍初戦を勝利で飾れず。